いつも私のブログをご覧いただきありがとうございます。
今回はこんな質問を頂いたので、同じ不安や悩みをもった方がいらっしゃれば私の体験談がお役にたてるのでは!?と思い書かせて頂きました。
ぜひ最後までご覧ください。
将来ホテルの仕事をしたいと思っています。大変だというイメージがあり不安です、実際に大変だったことを知りたいのでおしえて!
わかる!わかるよ!不安ですよね!! そんな不安に10年ホテルの仕事をした私がオブラートに包むことなく、大変だったこと5選を解決策を交えてお伝えします!
ホテル勤務で大変だったこと5選
私がホテル勤務時代に辛かった事は(今回はフロント勤務編です)
- 夜勤勤務(夕方出勤して翌日昼頃帰るシフトの事)
- 外国語対応
- チェックイン時間(ピーク時)の部屋の未清掃大量発生
- 他セクション間との業務
- 他フロントスタッフとの仕事(相性悪いとつらい)
以上の5つが特に大変でした・・・・
以下にて各大変だったことの内容や解決策をお伝えさせて頂きます。
夜勤勤務(昼過ぎ・夕方出勤して翌日昼頃帰るシフトの事)
しょっぱなから綺麗事なくお話しますが、夜勤勤務が一番辛かった・・・
夜勤の勤務時間を例としては
13:00〜翌日09:00まで勤務(途中仮眠や小休憩あり)や
16:30〜翌日13:00まで勤務(途中仮眠や小休憩あり)などの勤務があります。
え!?勤務時間前後のんびり出来るじゃん!? 夜勤いいじゃん!
と、お考えになる方がよくいらっしゃるので正直にお話しますが私は勤務時間前は食材の買い出し・家の片付け(一人暮らしだったので)や疲れていて寝ていたり・・とてもじゃありませんがお出かけや遊びに行く元気はありませんでした。
なぜかと言うと夜勤中の仮眠がだいたい3時間前後(仕事が終わらなければ寝れないときも・・)
勤務後の自身の状態をわかりやすく言うとドラクエやFFの毒になっている状態・またはPUBGや荒野行動・フォートナイトの制限エリア外のダメージを常時くらっているイメージ(逆にわかり辛い?)でいち早くべットで休みたくなります。これが本当に身体が慣れる事なくつらかったです。
【夜勤が辛いときの解決策】
先程お伝えさせて頂いた通り夜勤は本当につらいです。 私がおこなっていた夜勤の辛さを和らげる方法は下記の通りです。
- 夜勤後いち早く寝る→仕事終わったら少しでも早く寝れるようにご飯や洗濯物を予め準備・終わらせておく。
- 仮眠後、勤務時間中に少しでも休む→これはこっそりおこなっていましたが、仮眠後に休めるときは頭を空っぽにして休んでいました(笑顔で無心!!寝てしまわない様に注意!)
- 仮眠時間を少しでも多くとる→自分の仕事が終わらなければ仮眠の時間が短くなるため少しでも早く仕事を終わらせる様にしていました。
実際こればっかりは根本的な解決策がないのが実情です。
現在ホテル勤務で夜勤でも、にこやかに接客されているかたを本当に尊敬しています。
外国語対応
私がホテル勤務をしていた時代はコロナ前ということもあり、インバウンド(訪日外国人旅行・訪日旅行)が多く、日に宿泊のお客様の50%が外国籍のお客様ということもしばしばありました。
その中で困ることが「コミュニケーション」です。
いくら笑顔で接客をしようにも相手の意思や欲するものがわからなければお話になりません(そのままの意味で。笑)
実際にホテル勤務を目指している方で不安に思うのは「英語力(言語力)」が多いと思います。
私自身学生時代の英語力といえば下の中程度でした。1度成田空港に行きたい外国籍のお客様を羽田空港にご案内しかけたのは内緒!!笑
そんなあたしが「英語力(言語力)」で少しでも困らないようにした【解決策】は以下のとおりです。
【外国語対応の解決策】
- とにかく慣れる→根性論ですがこれが一番の解決策です。だいたいホテルで使われる英語は決まった単語・フレーズが多く、とにかく数をこなせば聞くことも喋ることにも慣れてきます。わからないときは先輩に頼っちゃえ♡!!笑
- ホテル英語フレーズ集の本やサイトを見て勉強する→私は専門学生時代に学校からもらったホテル英会話本で勉強しました。
- 自動翻訳機を使う→ホテルによって設置されていない場所もあると思いますが、自動翻訳機は本当に便利でした。 本来自身でお客様の言葉を理解してお話させて頂くべきですがこの機械に頼るのも1つの方法かと思います。
- 日本人のお客様からよくある問い合わせは外国籍のお客様も同じ事が多いので、予めよくある問い合わせの英単語を覚えておく、使えるようにする。
チェックイン時間(ピーク時)の部屋の未清掃大量発生
これはホテルの仕事をしたことがある方しかご存知ないと思いますが
ホテルによってチェックイン時間が異なります
未清掃というのはチェックイン時間になってもお客様をご案内出来る部屋の清掃が終わっていない状態です。
忙しい時期のチェックインの時間は毎回恐る恐るチェックインをしていた自分がいたのが今では懐かしいです。
具体的にお話するとホテルによって異なりますがチェックアウト(部屋を出る時間)がだいたい11:00頃でチェックイン(部屋に入れる時間)が14:00などが多いイメージです。
このアウトからインの3時間の間に客室の清掃担当者は部屋の掃除を終わらせなかればならないのです。
お部屋のカテゴリー(スイートルームやらべットが3つの部屋などの種類)によっては数が少ないお部屋もあります、その数が少ないお部屋をご予約のお客様が部屋の清掃が終わってないのにチェックインにいらっしゃたら・・・今考えるだけでも恐ろしいです。
お客様に「申し訳ありませんご予約のお部屋がまだご準備出来ておりません」とお伝えしても「はい?けどチェックイン出来る時間過ぎてますけど・・?」とご返答頂くのが目に見えます、はい、正論です。お詫びしかありません。
【部屋の未清掃大量発生時の解決策】
- 事前に部屋の予約数と清掃状態を確認の上、清掃部門に連絡して清掃を急いでもらう(部屋を用意する)
- チェックインの際に清掃が間に合わなかったらお客様にお詫びの上、素直にお伝えし荷物をお預かりして、部屋の出来上がりを待って頂く
- チェックイン時に別の部屋カテゴリーでご案内できないか探し、お客様に変更させて頂く旨をお伝え、ご了承頂く(大体部屋のアップグレード【部屋のグレードを上げること】)
他セクション(部署)間との仕事
フロントという場所はホテルのメインセクションだと私は思います。
レストランでルームチャージ(部屋代と一緒に飲食代を払う)が発生すればフロントに連絡が入り
宴会場で救急やタクシー手配の依頼が入ればフロントに連絡
ベルスタッフが困り事があればフロントに連絡、となにかとフロントを介しての業務が多かったとホテル勤務時代は感じていました。
その中でフロントから別セクション(レストランやベルスタッフ・清掃・料理スタッフ)に連絡することもよくあります。しかしながら別セクションにしかわからないことや逆にフロントにしかわからないこともあり他セクションと温度感が生まれときには意見をぶつけ合うことがよくありました。
例を上げると先程お伝えさせて頂いた客室清掃スタッフとの連携の際には「今お客様がチェックインにいらしていますがご案内出来る部屋が1部屋もありません」と客室清掃スタッフに伝えても「こちらも急いでいます、が急ぎます!」の様な返答が多くこちら(フロントスタッフ)としては「こっちは目の前にお疲れのお客様が1秒でも早くお部屋に入られてお休みになられたいんだよ・・・!!」と思っていました。笑
この様にそのセクションにしかわからない事情や感情などがあり、言葉を選びつつこちらの欲している内容にご協力頂くことがフロント勤務時代大変でした。
全てはホテルにご来館頂いたお客様の為なのです。個人の感情などは捨ててその共通認識を貫く事は案外むずかしいものでした。
【他セクション(部署)間との仕事の解決策】
- 【最重要かつ最善の解決策】日頃から他セクションとコミュニケーションをとる。
- こちらは感情的にならず、「お客様の為」という気持ちを忘れず物事を話す
- 急な依頼や連絡は誰しも心良くはないので予め想定出来ることは準備しておく。
他フロントスタッフとの仕事(相性悪いとつらい)
私が新人ホテルスタッフだったころは「パワハラ」や「モラハラ」等と言う言葉がまだまだ浸透しておらず会社(ホテル)としても留意している様子がなかったです。
私は入社当初ベルスタッフに配属されその後フロントスタッフに異動となりました。
とはいえフロントスタッフになったときは入社1年目のまだまだ知識も経験も少ないスタッフで私自身の仕事の出来なさも相まって、先輩フロントスタッフからこっぴどく、イジ・・・教育を受けました。
教育の内容は
- 挨拶無視
- にらみつける(初期のポケモンか!?防御よりメンタルもってかれたわ!)
- 喫煙所に呼び出されて説教(俺にチェックインやらせるのとはどういうことだ!!って・・イヤ、フロントの仕事何だからやってよ・・・とは言えず)
- 仕事で質問しても無視
- 突き飛ばされる
- 仕事の引き継ぎしてくれない→知らないから間違える→怒られる
ざっと思い出して書いただけでもこんな感じ・・・もう笑うしかない。笑
さてこんな人と1日中フロント内で一緒に仕事をしなければならないと目をつむって想像してみてください・・・めっちゃイヤですよね?笑
今の時代であれば私が経験した先輩からの洗礼?は少なくはなっているかと思いますが少なからずは気を使う人や気の合わない人と1日中フロントで仕事になることはあると思います。
思い出すだけでつらい・・・笑
【他フロントスタッフとの仕事(相性悪いとつらい)解決策】
- 【最重要かつ最善の解決策】日頃からコミュニケーションをとる。変に気を使わずに話す
- 相手を嫌いになるなら相手から嫌われる覚悟をもつ(解決策ではないが精神論)
- 仕事を聞かなくて良いように自分が仕事に慣れる
- 本当につらくなったら人に相談する。
などが解決策となります。
とくに日頃からのコミュニケーションは大事で相手のご機嫌を取ろうとするわけではなく自分らしく会話することで打ち解けるときもあります(※逆に距離が空くこともあるので適宜見極めて!!)
まとめ
以上が私がフロントスタッフ時代に大変だった事・つらかった事5選です。
どれもそのホテルの環境や各個人の性格などによって体験しなくて済むかもしれない!けどあらかじめ「こんなこともあるんだな〜」程度で知っていれば実際に経験した時に少しはストレスを感じずに済むかもしれない!!
と思いお伝えさせて頂きました。
また、解決策もその都度良し悪しがあるかと思いますので、ぜひご自身の取り巻く環境に合わせて有効活用して頂ければさいわいです。
※解決策はその環境などによって変わってきます、周りの先輩や同じホテルで働く仲間などに相談等をしてお客様の為に心も元気にホテルの仕事に望みましょう。
次回は「ホテルの仕事で楽しかったこと・やりがい5選」をお伝えさせて頂こうと思いますのでぜひ私のブログをブックマークお願い致します。
皆様のよきホテル勤務ライフになることを願って!
では!!